【WEB担当者様・フリーランスの方へ】 SEOを意識した文章ってなに? 第3回 キーワードの決め方と記事への盛り込み方

SEO対策について紹介しているシリーズも今回で3回目!今回は、SEO対策としてコラムやブログ、あとは固定ページ(静的ページ/TOPページや会社概要、事業・サービス紹介などのページ)の原稿を書くときに役立つ、キーワードの決め方とキーワードの入れ方について紹介します。前回ブログ(第2回 まずはキーワードにとらわれずに自分の知識を書こう!)も読んでくださった人の中には、「キーワードにとらわれずに自由に書こうって書いってあったじゃん!」と思う人もいるのでは?個人的には、「キーワードばかり気にせず、どんどん経験や知識をもとにコラムやブログを書いてSEO対策してほしい」「キーワードにこだわった記事制作より、経験や知識を活かしたコラムやブログのほうが効果的」というのが本音です。

ただ、せっかくためになる文章でも、Googleに発見されず、ユーザーに情報が届かないともったいないですよね。そのスパイスとしてキーワード対策は有効ですし、ちょっとしたテクニックを知っているだけでWEBに最適化された文章になるもの。そこで今回は、実際にお客さんのお話を聞いたり、取材したり、自分で調べた情報をもとに原稿を書いているライター視点で、「ここに気をつけて文章を書くといいですよ」「こんな風にキーワードを盛り込むと、自然でユーザーも読みやすいですよ」といったテクニックを紹介していこうと思います。SEO対策の基礎知識については、過去ブログもぜひあわせてご覧ください。

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【WEB担当者様・フリーランスの方へ】 SEOって何?SEO対策ってどうやってするの? 第1回 Googleの考え方を理解することが第一歩!
【WEB担当者様・フリーランスの方へ】 ライターが教えるSEO対策の基本! 第2回 まずはキーワードにとらわれずに自分の知識を書こう!

そもそもSEOやSEO対策ってなんだ?

最初にSEOについて簡単に説明しておきます。詳しくは、過去ブログで紹介しているので、そちらを見ていただけると幸いです。SEOとは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の頭文字を取った言葉で、特定のキーワードで検索されたときに検索エンジンで上位表示させるためのWEB施策です。ということで特定キーワードで検索されたときに上位表示させるためにWEBサイトを検索エンジンに最適化する対策全般をSEO対策と呼びます。例えば、GoogleやYahoo!といった検索エンジンで「クルマ 安く買う」「世田谷区 ラーメン」と検索窓に打ち込んで、検索したときに5ページ目に表示されていたWEBサイトが1ページ目に表示されるようになれば、SEO対策成功というわけですね。とにかく自然検索(オーガニック検索/検索エンジンの検索窓に打ち込んだユーザーがサイトを閲覧する)を増やすことが目的です。

そして日本の検索エンジンは、GoogleとYahoo!が検索エンジンシェア90%以上を占めており、Yahoo!もGoogleの検索アルゴリズムを利用しているので、実質的に「SEO対策=Google対策」と言えます。制作したWEBサイトやコラム・ブログをgoogleに見つけてもらいやすくして、さらに特定キーワードで上位表示されるようにすることがSEO対策です。Googleは、WEBサイトやWEBページの内容を判断するためにテキスト情報を取得して、「このサイトにはクルマを安く買う方法が詳しく書いてある!」「世田谷区のラーメン屋さん情報が網羅されている!」と判断します。そこで「キーワード」が重要になるわけです。

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SEO対策でよく聞く「キーワード対策」ってなんだ?

SEO対策のメインになるのが「キーワード対策」です。具体的には、集客したいユーザーが検索しそうな検索キーワードを調査したり、その検索キーワードがどれくらい需要があるのか検索ボリュームを調べたり、実際に上位表示可能なキーワードを絞り込んだり、そのキーワードをWEBサイト内に盛り込んだり、関連したキーワードでコラム・ブログを作ったり、分析して最適化したりといったSEO対策になります。

過去にSEO対策の提案を受けたことのある経営者様・WEB担当者様であれば、担当営業さんが「営業さんが検索ボリュームを調査してくれた」「このキーワードなら上位表示可能と言っていた」という経験もあるかも!? また、実際にSEO対策としてブログやコラムを書いている人なら、キーワード選定で頭を悩ました経験も多いでしょう。それぐらいSEO対策=キーワード対策と言えるくらい定番の手法です。SEO対策のことを「キーワードマーケティング」と呼ぶこともありますよね。さらにキーワード対策するためにコラム・ブログなどのコンテンツ投下が有効なので、少し発展させた形で「コンテンツSEO」「コンテンツマーケティング」なんて言葉も流行りましたよね。

とは言え、キーワード対策ってどうすればいいのか、よくわらないですよね。そこで一般的なキーワード対策の流れを紹介します。あくまで一般的な流れですが、SEO対策やコンテンツマーケティングをメインにしている制作会社・コンサル会社も同じような手順でキーワード対策を進めていくと思います。また、個人ブログや企業WEBでもやることは同じです。手間をかければ、外部に委託しなくても自分で少しずつできるWEB施策です。

一般的なキーワード対策の流れ

キーワード対策ステップ01 キーワード調査

最初に対策すべきキーワードの選定からスタートします。せっかくブログ・コラム記事をいっぱい書いても検索ニーズとズレていれば、ユーザーに呼んでもらえないですし、Google検索でも表示されにくいです。そこでユーザーにどんな検索ニーズがあるのか、検索数はどれくらいあるのか、どんな組み合わせで検索されているのかを調査するわけですね。一般的には、思いつくキーワードをリストアップして、ツールやサービスを使って実際にどれくらいの検索ボリューム(検索数)があるのかをチェックします。同時に関連キーワードや最近のトレンド、コンバージョン(CV/問い合わせや購入といったゴール)につながりやすいキーワードをチェックしていきます。キーワード調査で使えるツールやサービスは後ほど紹介するので、そちらをご覧ください。

キーワード対策ステップ02 キーワードの選定

キーワード調査が終わったら、どのキーワードを使ってコンテンツ化していくか検討します。選定方法は、規模や予算、ターゲットユーザーによっても変わるので、必ずしもコレが正しいという法則があるわけではありませんが、検索数の多いビッグキーワードでコンテンツを作っても競合が多くて結果がでにくいので、一般的には適度に検索ボリュームもあり、競合も少なく、上位表示しやすそうな「ミドルキーワード」「ロングテールキーワード(スモールキーワード)」を狙っていくというのが定石ですね。

ビッグキーワード
上位表示されれば多くの流入が見込める単体キーワードを指します。一般的には、月間1万回以上の検索ボリュームがあるキーワードですね。検索ボリュームが大きいので、上位表示されれば大きな効果がありますが、競合が多いので上位表示する難易度は高くなります。また、単体キーワードだと、狙っているターゲットと違うユーザーが流入してしまう可能性もあります。

ミドルキーワード
ビッグキーワードとロングテールキーワード(スモールキーワード)の中間に位置するキーワードを指します。単体キーワードになるビッグキーワードに対して、ミドルキーワードは2つの単語をかけ合わせたキーワードを指すことが多いですね。検索ボリュームは、月間1000〜1万回あたりになります。

ロングテールキーワード(スモールキーワード)
ミドルキーワードよりも検索数が少ない、具体的には月間100〜1000回くらいの複数単語をかけ合わせたキーワードを「ロングテールキーワード(スモールキーワード)」と呼んでいます。検索数の少ないキーワードになりますが、そのぶんユーザーが目的を持って検索しているので、より質の高い(問い合わせや購入などのコンバージョンにつながる可能性が高い)ユーザーにアプローチできる可能性も高まります。ニッチなユーザーにアプローチするキーワードということで「ニッチキーワード」と呼ばれることもありますね。

キーワード対策ステップ03 コンテンツ制作

キーワードを絞り込んだら、そのキーワードに対応したコンテンツを制作します。例えば、基本的なところでは既存WEBサイトに対策キーワードを盛り込んでいったり、新規サイトを作るときはターゲットになるメインキーワードやサブキーワードを設定してサイト全体を設計したり、そのほかブログやコラムといった動的ページ(定期的に更新するようなページ)を用意してキーワードに対応した記事を定期更新するといった方法が定番です。SEO対策としてのコラムやブログの更新は、コンテンツSEOとも呼ばれていますよね。

キーワード対策ステップ04 効果測定

コンテンツを制作したら、その効果を測定するために分析し、改善していきます。例えば、Google AnalyticsでWEBサイトへの流入状況を確認したり、Google Search Consoleで流入キーワードやクリック率を確認したりですね。そこから流入を増やしたり、コンバージョン率を増やしたりするためにコンテンツを追加・修正などを行っていくわけです。

原稿を書くライターが気をつけている
三木流、キーワード対策のポイント

SEO対策やキーワード対策の基本がわかったところで、実際に自分がWEBサイト制作やコンテンツSEOなどで行うテクニックを紹介します!まず大前提として、自分の場合はそこまでキーワードにこだわりません(笑)もちろんキーワード調査やキーワード選定を丁寧にして、そのデータをもとにコンテンツを作り込んでいけば効率的かつ効果的です。ただ、キーワード対策に時間と労力をかけて、コンテンツを作る時間と予算が削られてしまっては本末転倒だと思うんですよね。SEO対策=内部施策や外部施策が重要=キーワード対策みたいになるのは良くないかなと。SEO対策・キーワード対策に限らず、WEB施策の目的は集客・売上を増やすことですよね。今のWEB業界って、キーワードマーケティングやらコンテンツマーケティングって言葉が独り歩きして、SEO対策やキーワード対策が目的になって、本来のゴールである集客・売上がおまけになってしまうことが往々にしてあると思うんですよ。

それに経験や知識のある業界やジャンルなら、キーワード調査しても新しい発見があまりないってことも多いと思うんですよね。未経験の業界やジャンルならいざしらず、その業界・ジャンルで商売されている経営者様・WEB担当者様であれば、「今、業界的に流行りはこれ!」「この商品を売りたいから関連する内容をコラムにしたい!」「お客さんからこんな相談が多いからコラムにすれば効果的かも!?」って予想はできますよね。ちゃんと経験・知識のあるライターさんも同じ。得意な業界・ジャンルなら「最近はこんな記事をよく見る」「もっとこの部分を深堀りしたらユーザーが反応するんじゃないかな」ってこと多くないですか?わざわざキーワード調査しいなくても、そんな思いつきをコラムやブログにするだけでもキーワード対策になりますし、経験や知識に裏付けられた現場感が一番大切だと思うんですよね!

というわけで、キーワード調査やキーワード選定は、あくまで確認作業程度に考えて、コンテンツづくりに時間と労力をかけたほうが、SEO対策やキーワード対策の本来の目的「SEO上位表示で集客して売上を増やす」「WEBサイトから問い合わせや売上につなげる」という目標(コンバージョン)達成への近道というのが自分の考え方です。その際にGoogleに見つけてもらいやすく、良いサイトとして判断してもらえるようにするスパイスがSEO対策であり、キーワード対策!経験や知識があったうえでSEO対策・キーワード対策ができれば、より良いコンテンツになりますよね!そこで今回紹介するキーワード対策のポイントは、一般的な内容ではなく、あくまで三木流のコンテンツづくりとして見ていただければ幸いです!

超重要!ユーザーの悩みに沿った企画を考える!

わからないこと、困ったことがあったときにWEBサイトで情報を探しますよね。WEBサイトを新しく構築したり、ブログやコラムを作ったりするときには、まずユーザーがどんな悩みを持っているのかを考えることが重要!それが検索ニーズとして検索キーワードになるわけですからね!

例えば自動車保険の会社だとすれば、自社の商品やサービスとも関連性が高く、ユーザーからの問い合わせが多そうな「もしものときも安全!事故が発生したときに手順」「事故や故障を未然に防ぐ!警告灯の意味と対処法」「保険料が安くなる!新型車の安全装備と自動車保険」「踏み間違い事故防止装置はお財布にも優しい!?サポカー補助金や高齢者安全運転支援装置設置促進事業補助金」みたいな感じですね。製造業関連なら「製造業なら知っておきたいISO9000シリーズの基礎知識」「ノギスやマイクロメーターの正しい使い方と校正方法」みたいな現場感のあるものですね。

まずは、自身の経験から気になること、ユーザーが興味を持ったり、悩んだりしそうなことを考えてみてください。いろいろ出てきませんか?それを箇条書きでもいいので企画メモにまとめてください。その際に上司・同僚・部下・現場スタッフといった社内の人に話しを聞いてみたり、外部の人に相談してみたりすると、より幅広い意見も聞けていいですよね。「企画が思いつかない!」ってときは、コンテンツライトまで相談いただいても大丈夫ですよ。お話を聞きながら「それ企画になるんじゃないですか?」「今、こんなのが流行っているので商品・サービスに結びつくかもしれないですね!」といったアドバイスもさせていただきます。

企画のスパイス!キーワード調査をしてみる!

なんとなく、こんな企画でいけそうと感じたら、その語句でキーワード調査します。ちなみに自分は、キーワード調査・選定するときに以下のようなツール・サービスを使っています。キーワード調査ってWEBコンサル・制作会社じゃないと難しいってイメージもありますが、じつは簡単で、無料で使えるサービス・ツールも多いのでぜひ試してみてくださいね。気になるキーワードを打ち込めば、そのキーワードの検索ボリューム(月間検索数)や関連キーワードが出てくるので、それを参考にコンテンツづくりをしていけば、SEO対策・キーワード対策としても効果がアップしますよ。業界・ジャンルの知識や経験があれば、よく使う言葉があると思うので、その語句を調査するだけでも発見があるかも!?

自分の場合は、まずはキーワードを考えずに企画を立てて、その後にツール・サービスを使ってキーワード調査をして、コンテンツ化するに値する検索ボリュームがあれば、さらに内容を詰めていくという流れが多いです。あとは、関連キーワードから幅を広げて、コンテンツとしての網羅性を高めるという使い方もします。WEB業界だと、とりあえずキーワード検索して、そこに出てきた関連キーワードも含めてコンテンツを量産するみたいな流れも多いですが、それだと本当の意味でのユーザーのお悩みまでフォローできないのかなーというのが本音です。キーワード対策はスパイス、確認程度にしか使わないのが三木流SEO対策と最初にお伝えしたわけです。

SEO対策のキーワード調査・絞り込みに使えるツール集

Googleキーワードプランナー
キーワード対策で最初に利用するのが、Googleが提供している「キーワードプランナー」です。キーワードプランナーは、Google広告(旧Google Adwords)に広告出稿するときにキーワードの検索ボリュームを調べるツールですが、SEO対策のキーワード調査でもよく使われています。検索キーワードや検索ボリュームのほか、過去の傾向や関連キーワードなども調査できるので便利でSEO対策・キーワード対策の定番ツールになっています。ただし、仕様変更によってGoogle広告に出稿していないアカウントは、曖昧な検索ボリュームの数値しか表示されないといった制限が加えられました。アカウントプランナーは、非常に便利なツールですが、広告アカウントを持っている&広告出稿しているアカウントでないと詳細な検索ボリュームの調査ができないといった課題もあります。Google広告に出稿しているならぜひ活用したいツールですが、そうでない場合はあくまで参考程度にしかなりません。どうしてもつ会いたい場合は、とりあえず少額でGoogle広告に出稿してみるというのも手ですね。ただし、どれくらいの金額から制限が解除されるのかは、Google広告によるところです。

Googleトレンド
GoogleトレンドもGoogleが提供している無料サービスで、キーワードを入力することで検索推移や関連トピックス、関連キーワードを調査できます。また、最近よく検索されている急上昇ワードなども知ることができるので、コンテンツ制作の参考として使えます。無料で利用できるので、とりあえず調べるときに便利です。

Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleが無料で提供しているツールです。主に自社サイトの流入キーワードやクリック数、クリック率、平均検索順位などがわかります。SEO対策では定番ですが、キーワード対策のほか、既存コンテンツの改善に便利でなくてはならないツールです。

goodkeyword
関連キーワードを取得できるツールです。例えば、トヨタのSUV「ハリアー」といったキーワードを入れると、「ハリアー 新型」「ハリアー 中古」「ハリアー ハイブリッド」のように関連キーワードが表示されます。また検索ボリュームの変化(Googleトレンドの情報)も確認できるので、トレンドの動向も知ることができますね!

Uber Suggest
Googleキーワードプランナーの代用として個人的におすすめのツールがUber Suggestです。Googleキーワードプランナーは、仕様変更で詳細な検索ボリュームがわからなくなりましたが、Uber Suggestはアカウントを作成しなくても無料で調査したいキーワードの検索ボリュームがわかります。操作性もわかりやすく、関連するキーワード候補やコンテンツ候補などがひと目でわかるのでキーワード調査に十分使えます。また、GoogleアカウントとUber Suggestを紐付ければ、サジェストワードの全リスト表示や指定キーワードのクリックで、クリックしたワードに対して上位表示されているページや被リンクの平均値なども見られます。

ahrefs
有料ツールになりますが世界的に有名なSEOツールです。キーワード調査のほか、自社サイトや競合サイトの調査もできるので、積極的にWEBサイトを改善していきたいユーザーにおすすめです。SEOだけではなく、ひとつのツールでトータルにWEBサイトを改善したいときに効果的ですね。

keyword.io
keyword.ioもGoogleキーワードプランナーのように検索ボリュームや関連キーワード、クリック単価、キーワードの難易度を調査できるツールです。操作も簡単ですが、検索ボリュームがわかりにくく、毎回アカウント作成のポップアップがでてきて、会員登録する必要があるのでちょっと面倒ですね。

Yahooキーワードアドバイスツール
Yahooキーワードアドバイスツールは、Googleキーワードプランナーと同様にYahoo!がリスティング広告の検索ボリュームを調査するために用意したツールです。Googleキーワードプランナーと同じように推定CPC(広告クリック単価)や推定検索順位、推定クリック率、推定の表示回数の確認ができます。ただし、スポンサードサーチなどの広告を利用している人限定でしか利用できないず、広告用アカウントの発行が必要な点はGoogleキーワードプランナーと同様に不便な点ですね。また、スポンサードサーチメインの調査ツールなので検索ボリュームがわからず、SEO対策としてのキーワード調査には不向きですね。

共起語検索
指定したキーワードに関連するキーワード「共起語」を表示してくれるサービスです。例えば、「ハリアー」と検索すると、以下のような共起語リストが表示されます。無料で使えるので、「なにか関連するキーワードがないかな」「ロングテールキーワード(ハリアー 中古車 のような複数キーワード検索のときに使えるもの)」を調べたいときにサクッと使えていいですね。

平成(173) km(152) ハリアー(145) 昭和(126) 中古車(109) cc(99) 在庫(75) 現在(73) 車検(72) 修復(71) プレミアム(63) 確認(62) ナビ(59) 価格(59) 整備(56)
走行(56) ウォッチ(54) 入札(53) 距離(52) 年式(51) パッケージ(49) トヨタ(48)

keysearch Beta
共起語検索と同様に関連するキーワードをマインドマップで表示してくれるサービスです。検索ボリュームは表示されませんが、共起語検索と同じように「なにか関連するキーワードがないかな」「どんなロングテールキーワードがいいかな」ってときに使えますね。関連キーワードをうまく絡めてコンテンツを作成すれば、キーワード対策としても有効ですし、コンテンツの網羅性も高まりますね。

OMUSUBI
OMUSUBIもkeysearch Betaと同様に関連するキーワードをマインドマップで表示してくれるサービスです。基本的には、keysearch Betaと同じようなサービスなので、どちらかで良いかなといった印象です。どちらも無料なので使いやすいサービスを選べば良いかなと思います。

そのほかにも有料/無料のキーワード調査ツールやサービスはたくさんありますが、自分は無料ツール・サービスを中心に使うことが多いです。あとは、気になったツール・サービスがあれば有料版を利用する感じですね。

無料ツール・サービスなら、まずはUber Suggestで検索ボリュームや関連キーワードを調べて、流行りものを取り扱う場合はGoogleトレンドも念のためチェック、記事に厚みを持たせるために共起語検索で関連キーワードを調べるといった感じです。無料ツール・サービスでもSEO対策・キーワード対策は十分ですが、「効率化したい!」「1つのツール・サービスで全体管理したい」といったときに有料ツール・サービスを利用すれば良いです。あとは、実際にブログやコラムといったコンテンツを作ることに注力して、記事数がある程度溜まってきたらGoogle Search Consoleで確認&改善していくという流れですね!

1記事1キーワードに絞って網羅性を高める!

ブログやコラムを書くとき、どうしてもいろんな情報を盛り込みたくなりますよね。また、キーワード調査すると、さまざまな関連キーワードが出てくるので、そのキーワードも入れたくなるのが人間です。しかし、そこはグッと我慢!1つのページに幅広いキーワードを盛り込むと、流入経路が増える反面、狙ったユーザーやテーマ、キーワードがぼやけてしまい、検索エンジンからの評価が上がらずに上位表示されないケースもありますし、単純にユーザーも読みづらくてコンバージョン(問い合わせや購入など)にたどり着く前に離脱(ページから離れてしまう)する可能性が高くなります。そこで1記事1キーワードに絞るようにしましょう。そのぶん、そのテーマ・キーワードを深堀りしていくと、網羅性も高くなり、検索エンジンに評価してもらいやすくなりますよ。「1記事1テーマだと、そんな書くことないよ〜」「そのテーマやキーワードだけで数千文字も原稿欠けるんですか?」と聞かれることもありますが、意外とひとつひとつ詳しく書いていけば5000文字とかすぐに書けるものですよ。それくらい調べ込んだり、自分の経験や知識を盛り込んだり、こんなお悩みありますよね〜といった意見が入っていると、ユーザーも「あ!このサイトやページは信頼できる!相談してみたい!」と思うものです!

TOPIC 文字数=網羅性ではない!文字数が多いだけではGoogleは評価しない!

WEBコンサルや制作会社にコンテンツSEOを依頼するにしろ、ご自身でコラムやブログを書くにしろ、よく悩むところが文字数。よく文字数の多いほうがSEO対策として効果的っといった話も聞きますが、半分正解・半分間違いというのが本当のところです。Googleは、単純に文字数だけでコンテンツの品質を判断しないと語っています。そのことから単純に文字数の多いページ=高品質なコンテンツとは判断されません。500文字でも1万文字でも同じコンテンツとして評価します。

ただし、極端に文字の少ないページ(例えば300文字に満たないページ、申込みやお問い合わせのフォームのようなコンテンツとして成立していないページ、サイトマップのようなリンクページ、そのほかユーザーに検索表示するに値しないページ)は、低品質なコンテンツとして評価されやすくなります。このことから情報量の少ないページは、低評価になりやすいという側面もあります。

こう聞くと「やっぱり文字数は多いほうがいい」ように見えますが、Googleでは同様に他のサイトからの情報をまとめたページや似通った盗用ページ(いわゆるリライトコンテンツ)なども重複コンテンツとして低評価にするアルゴリズムになっています。そのことから、単純に文字数を増やすために一般的な情報、他サイトの情報をまとめて1万文字や2万文字に膨らませても意味がないというわけです。

ここで重要になるのがGoogleが評価基準にしている「独自性」「網羅性」です!ちゃんと自身の知識や経験をもとにしていたり、調べて作ったコンテンツであったりと独自の創作物であり、なおかつ関連情報なども含めて詳しく情報を網羅していれば、文字数に関わらず上位表示するということです。ただ、関連情報などを網羅しようと思えば、それなりに文字数も増えますよね。同じ独自性を持ったコンテンツであれば、より網羅性の優れる文字数の多いコラムやブログのほうが評価されるというわけです。そのため、必ずしも文字数が多いほうが高評価ではないが、網羅性を突き詰めていけば文字数が増えて、結果的に文字数の多いコンテンツのほうがGoogleに評価されやすいというのが本当のところです。

ちなみに個人的には、5000文字以上あるコンテンツのほうが評価される印象です。少なくとも2000文字くらいは文字数がほしいところ。よくコンテンツSEOの提案で2000文字が基準になるのも網羅性が理由です。2000文字というと、だいたい雑誌の見開きページ(2000ページ)の文字数くらいですね。ブログやコラムでも導入文があり、その後にメインコンテンツがあり、最後にまとめ文があるようなページ構成を考えると「最低ラインとして2000文字ぐらいは必要だよね」「現実的にお客さんが支払いやすい1記事の単価を考えるとこのあたりが妥当」「ある程度、記事も量産できてSEO対策としても期待できる文字数」というラインになっているのかな個人的には思ってます。

ただ、正直なところ他社サイトと差別化を図ろうと網羅性を高めていくと、ライターの自分としては2000文字では足りないというのが本音です。というわけで5000文字くらいはほしいんですよね。それくらいの文字数のブログやコラムであれば、多少ライティング費用はかかりますが読み応えもあり、網羅性も担保できるので、テーマやキーワード選定によっては1記事で上位表示可能です。一般的な内容の記事を大量に作るより、ちゃんと深堀りしてユーザーのお悩みに答えるような1ページのほうが費用対効果が高いというのが本音です。

タイトルや見出しはキーワードを入れて完結に!

さっそく原稿作成です!まずは仮タイトルや見出しを作ってみると全体像が把握できて良いです。その際に注意したいことが、タイトルや見出しにキーワードを入れるということです。Googleは、ページタイトル(タグ)や見出し(h1、h2、h3タグ)の記述が重要です。特にページタイトル(<title>タグ)は最重要ポイント。タイトルに対策キーワードを盛り込むだけでも検索あ結果が上昇することもあります。実際にタイトルを決めるときは、対策キーワードを盛り込んで全角30文字程度(スマホ表示を考えるなら全角20文字程度)にまとめるようにしましょう。ページタイトル(<title>タグ)は、検索結果として表示されるので、クリックしたくなるような引きのある内容にしましょう。また、スマホの場合は、検索結果として表示される文字数が少なく(スマホ表示を考えるなら全角20文字程度)、後半が省略されるので、重要なキーワードや伝えたいことはタイトルの前方に配置するといったテクニックもあります。そうすれば、タイトルが省略されても内容を理解しやすくなり、クリック率も高くなります。

タイトルと同様にh1タグもGoogleの評価に影響します。h1タグは、ページに対して1つだけ使用し、できるだけ対策キーわお度を盛り込むようにしましょう。また、h2、h3、h4タグも同様にキーワードや関連語句を織り交ぜると効果的です。特にロングテールキーワードを設定している場合、タイトルタグやh1にすべてを盛り込むと、同じようなタイトルやタグが並んでしまうので、ロングテールの部分はh2、h3、h4に分散させるというのも手ですね。そのほか、キーワード調査で出てきた検索ボリュームのある関連キーワードもうまくh2、h3、h4タグに盛り込むとGoogleの評価も高くなります。

代名詞を名詞に置き換える!本文中のキーワードは自然に!

文章を書いていると、「あれ」「これ」「それ」といった指示代名詞を使いますよね。そういった指示代名詞を固有名詞に置き換えるのもキーワード対策で使えるテクニックです。どうしても文章を書いていると、しつこくなるので同じ語句を使わずに代名詞を使いがちですが、できるだけ対策キーワードになる固有名詞を使うというのもSEO対策・キーワード対策独自のライティング方法かなと思います。いわゆるWEBライティングですね!

例えば、「SEO対策とは、検索エンジンで上位表示するためのWEB施策です。その方法としてキーワード対策が挙げられます。これは、ユーザーが検索エンジンで調べる語句を考えてWEBサイトを改善するものです。」といった文章があります。SEO対策・キーワード対策を考えるなら、「SEO対策とは、検索エンジンで上位表示するためのWEB施策です。SEO対策の方法としてキーワード対策が挙げられます。キーワード対策は、ユーザーが検索エンジンで調べる語句を考えてWEBサイトを改善するものです。」のように「その=SEO対策」「これ=キーワード対策」のように語句を置き換えたわけです。無理やり対策キーワードを盛り込んで読みづらくなっては意味がありませんが、自然な形で対策キーワードを文章内に盛り込むことでGoogleも「このページにはSEO対策やキーワード対策のことが書いてある!」と発見しやすくなり、上位表示されやすくなります。闇雲に対策キーワードを入れるのはなく、あくまで自然に、読みやすく、文章内に入れるというのが大切!このあたりが雑誌やパンフレットの原稿と、WEBの原稿の大きな違いですね。いかに自然に対策キーワードを散りばめていくかというのがWEBライターの腕の見せどころというわけです(笑)

関連キーワードなども盛り込んでいく!

最初に設定した対策キーワードをタイトルや見出しタグ、本文中に自然に盛り込めるようになったら、次は関連キーワードや連想しやすいキーワードも盛り込めるように文章を煮詰めていきます。例えば、対策キーワードが「SEO対策 方法 手順」であれば、同時に検索されそうな「キーワード対策」「WEBライティング」「キーワード調査」といったキーワードも盛り込めるように考えます。このブログを呼んでいて気づいた人もいらっしゃるかもしれませんが、「SEO対策・キーワード対策」「ブログ・コラム」のように併記しているところがありますよね。少ししつこいところもありますが、「SEO対策」と同時に検索されやすい「キーワード対策」という語句も盛り込むためにテクニック。「ブログ・コラム」と併記しているのも人によってブログと検索したり、コラムと検索したりする可能性があるので、キーワードのフォローという意味です。基本的には、検索ボリュームが多いほうのキーワードを対策キーワードとして設定しますが、可能であれば言い換えられやすい語句も盛り込んでおくと、より検索に引っかかりやすくなります。対策キーワードを散りばめながら関連語句も盛り込んでコンテンツを作るのって慣れないと大変ですが、SEO対策・キーワード対策を考えるなら覚えておくと便利なライティングテクニックですよ。

メタタグ(metaタグ)もユニークな内容で記載する!

GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索したときに表示されるタイトル&説明文がメタタグ(metaタグ)です。メタタグ(metaタグ)は、検索結果として表示されるほか、SMSで瀬谷されたときに記事内容の説明として表示されるので重要です。また以前ほどではありませんが、メタタグ(metaタグ)に対策キーワードを盛り込むことでSEO対策にもなります。ただし、無理やりキーワードを盛り込むより、ユーザーに内容をわかりやすく伝え、クリックしたくなるようにすることが一番大切です。あとGoogleは、メタタグ(metaタグ)が重複していることを嫌う傾向があるので、記事にあったユニークな内容にすることも重要です。メタタグ(metaタグ)は、以下のようなものがあります。

meta title(メタタイトル)
h1に相当するページタイトルです。文字数の目安は30文字前後で、「タイトルや見出しはキーワードを入れて完結に!」の項目でも説明していますが、前半に対策キーワードを盛り込むようにしましょう。また、キーワードを盛り込むことはもちろんですが、なおかつクリックしてもらえるような興味をそそるタイトル付けが大切です。

meta description(メタディスクリプション)
サイトの説明文がmeta description(メタディスクリプション)です。文字数は、120字〜150字が目安になります。それ以上長いと検索結果で「…」と省略されるので、完結に内容がわかるように、かつ対策キーワードを盛り込んで書くことが大切です。

meta keywords(メタ キーワード)
サイトの情報をGoogleに伝えるためにキーワードです。以前は、SEO対策として重要でしたが、現在はGoogleのページ評価指標としてmeta keywords(メタ キーワード)が使われていません。そのため記載しなくてもSEO的には問題ありません。無駄なhtmlソースをへらすという意味で記載しないという判断でも良いです。

内部リンクの設置を考える!

内部リンクは、SEO対策の内部施策として効果的です。内部リンクを適切に配置することでコンテンツのテーマ性・関連性が高まって評価されやすくなり、Googleのクローラーがサイト内に訪れる際にも道案内として役立ちます。また、関連するページリンクを設置することで、ユーザーも必要な情報に移動しやすくて便利ですし、サイト内を回遊してもらいやすくなります。内部リンクを設置する再は、できるだけキーワードやリンク先のページ内容がわかるリンクにしましょう。また、画像のボタンや定型パターンのテキストリンクよりは、リンク先がわかるテキストリンクのほうがSEO的には効果的です。画像ボタンはGoogleのクローラーが内容を判断できないケースがありますし、定型パターンのリンクテキストが過剰に貼り付けられている場合はスパムとみなされる可能性もあります。

ブログ・コラムページで見たことがあるかもしれませんが、コンテンツ内(記事やページの途中)のほかにコンテンツの最後に関連リンクを配置するというのも手です。ページの関連性も明確になり、Googleも判断しやすくなります。そのほか、内部リンクは一方向ではなく、相互リンクにすることで行き来できるようにしたり、ページにパンくずリストを必ずsっちするというのも基本ですね。

コンバージョンリンクを設置する!

コラムやブログを制作する目的は、ユーザーに情報を伝えて集客することもひとつですが、最終的な目的は問い合わせや購入といったコンバージョンに伝えることです。そこで内部リンクのように、ユーザーが不快にならない程度に、興味を持って相談したくなるようなタイミングでコンバージョンリンクを設置することも大切!その際に単純に「お問い合わせはこちら」「商品の購入はこちら」というボタンを配置するだけではなく、その前に「当社では、WEBコンサルティングやSEO対策のお手伝いもしています〜」のようなちょっとした導入文を入れるというのもテクニック。導入文は、毎回同じ定型文ではなく、記事からつながるように自然でユニークな内容にすると良いです。

まずはキーワードをタイトルや文章内に盛り込んでみましょう!
それだけでもGoogleから評価される可能性がアップしますよ!

このほかにもSEO対策・キーワード対策の注意点はありますが、今回は原稿を書くときのポイントに絞ってみました。いろいろ書いてみたので難しそうと感じる人もいますよね(汗)ですので、まずは最低限のキーワードをタイトルや見出し、本文中に盛り込むように少し考えて原稿を書いてもらえると嬉しいです。それだけでもGoogleからの評価が高くなってSEO対策になることってあるんですよ。SEO対策は、短期的に効果が出にくいWEB施策です。そのため、まずはコンテンツを少しずつでも貯めていくことが大切!むずかしく考えずに、ちょっとずつ自分の知識や経験をコラムやブログで発信してみませんか?コツコツ積み重ねれば、成果につながるのがSEO対策・キーワード対策のいいところですからね。

もし「コンテンツづくりで悩んでいる」「自分でつくる余裕がない」「やりたいことはいっぱいあるから話を聞いて記事にしてほしい」「文章はつくってみたのでSEO対策の手伝いをしてほしい」「企画が思いつかないので相談相手がほしい」って経営者・WEB担当の方がいらっしゃいましたがお気軽にご連絡くださいね!もちろん「WEBもよくわからないし、企画も思いつかないから全部任せたい!」って相談も大歓迎です。というわけでSEO対策でお困りごとがありましたらお気軽にご連絡ください!企画から取材、執筆、撮影やサイト構築まで含めて、私が直接お話をお聞きしながら最善策をご提案します。

コンテンツライトでは、WEB媒体 / 紙媒体問わず、企画から編集、原稿執筆、静止画&動画の撮影、動画制作、WEBサイト構築、コンテンツマーケティング支援などを行っています。もしお困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。また、ひとりで仕事をしているので、なかなか返信できないかもしれませんが、フリーランスになりたい、独立したいといったお悩み相談にものりますよ。

 

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